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【PTFEをトムソン型で加工しました】

材料:PTFE(淀川ヒューテック ヨドフロン)

加工方法:ウォータージェット加工

用途:耐熱、緩衝

PTFE(テフロン) 耐熱 ウォータージェット

フッ素樹脂は他の汎用プラスチックと比較して抜群の耐熱性、耐薬品性、非粘着性、耐候性を有しています。石油化学、一般工業をはじめ、半導体・液晶のエレクトロニクス分野、医薬・食品分野、ファインケミカル等の分野で活躍しています。

PTFEとは…名称は四フッ化エチレン樹脂、化学名はポリテトラフルオロエチレン(Poly Tetra Fluoro Ethylene)

「テフロン」はデュポン社の登録商標(商品名)です。ですので、テフロンといえば、正式にはデュポン社のPTFE素材のことを指します。ただ「テフロン」の名称が世の中に広まり過ぎて、PTFE全般のことをテフロンと呼んで、通称として一般的に使用されていることが多いのが現実です。

各材料メーカーでは、デュポン社と同様にPTFE素材にブランド名をもっています。ニチアスであればナフロン、淀川ヒューテックであればヨドフロン、日東電工であればニトフロンなどです。

PTFEシートは問い合わせの多い素材の一つです。

CADデータを利用するウォータージェット加工やトムソン型を利用する打抜き加工でご希望の形状に加工します。

各種PTFEシート加工のことなら、ご相談ください。

【CRゴムスポンジをトムソン型で加工しました】

材料:CRゴムスポンジ

加工方法:トムソン型打ち抜き加工

用途:シール

CRゴムスポンジ シール トムソン①

スポンジとはゴムや樹脂に発泡剤を混合し、加熱と加圧により発泡剤から発生するガスにより多孔構造にしたものの総称です。気泡ひとつひとつが完全にゴム膜で覆われた気泡構造の独立気泡体(独泡)と気泡それぞれがつながっている連続気泡体(連泡)に分類されます。

合成ゴムスポンジは反発力があり、断熱性に優れています。吸水性が低く、少ない圧縮率でシール性に優れています。熱伝導率が低く、断熱材、保温材などに適しています。防音効果があり、防音パッキンなどに利用できます。

衝撃吸収性、浮揚性などに優れ、加工性も良いため、用途は多岐にわたっています。建築・土木分野をはじめ電機機器などにも幅広く利用されています。

合成ゴムスポンジはNBR、EPDMといったゴムの種類によって、耐油性、耐薬品性といったさまざまな特性に分かれます。

今回加工をしましたCRゴムスポンジは独立気泡体です。CRゴムスポンジなので、CRの難燃特性を持ったゴムスポンジということになります。

CRゴムスポンジ シール トムソン②

白い面は両面テープです。両面テープ付きも対応可能です。

CRゴムスポンジはシール材として、代表的な素材の一つです。

CADデータを利用するウォータージェット加工やトムソン型を利用する打抜き加工でご希望の形状に加工します。

各種ゴムスポンジ加工のことなら、ご相談ください。

【ULとは?UL94とは?調べてみました。】

ご安全に。

先日、イノアック カームフレックス F-2 ウレタンフォーム(スポンジ)の加工について紹介させていただきました。

商品スペックの説明で「燃焼性はUL-94 HF-1」と案内しましたが、それがどういうことかいまいちわかりませんでしたので、調べてみました。

ULとは”Testing for Public Safety”を基本理念とする世界で最も古く、権威のある安全試験機関です。Underwriters Laboratories Inc.(UL)は公共安全への寄与を目的として、1894年に米国で設立された100年を超える歴史を持つ独立試験・認証機関です。

様々な製品規格の策定とそれらに順じた製品試験・認証サービスの提供を活動の核として、幅広い製品の安全性確保に寄与しています。また、ULは安全規格の開発も行っており、それらの規格の約70%がANSI(米国規格協会)に認められ、米国の国家規格として採用されています。

UL94とは高分子材料(ゴム・プラスチック)の難燃性規格です。試料を水平に燃やす方法(Horizontal burning test)と垂直に燃やす方法(Vertical burning test)との2通りの試験方法があります。

最も燃え難いV-0からV-1,V-2及び遅燃性材料であるHBまで、燃料の度合いによりクラス分けしています。米国で使われる電気製品には、その部品の使われ方によってどのクラスの材料を使うかが定められています。

固い文を並べてみましたが、簡単に言うと

「プラスチック系の材料を燃えにくい順に分けて、グレードを付けました」

的な感じでしょうか。

<発泡材料>

 グレード   燃焼性
 UL94HBF  遅燃性
 UL94HF-2  難燃性 低い
 UL94HF-1  難燃性 高い

ということで、

「イノアック カームフレックス F-2は発泡材料の中では難燃性の高い材料である」

ということになるのですね。

各種フォーム、スポンジ加工のことなら、ご相談ください。

【イノアック カームフレックス F-2 トムソン型で加工しました】

材料:イノアック カームフレックス F-2 ウレタンフォーム(スポンジ)

加工方法:トムソン型打ち抜き

加工用途:防音、吸音

カームフレックスとはイノアック製吸音制振材の登録商標です。吸音性タイプと制振性タイプを取り揃えており、プリンター・印刷機などのOA機器をはじめ、建設機械・自動車・オートバイ・家電製品など幅広い分野に使用されています。

今回の加工製品はカームフレックス F-2です。軽量・低価格で幅広い用途に使用されています。密度は25kg/m3、燃焼性はUL-94 HF-1です。

イノアック カームフレックス F2 10t

この製品画像はカームフレックス F-2をトムソンで打抜き加工した直後で、検査・仕上げ工程前のものです。検査・仕上げ工程前いうことは、穴取りする前の状態です。

ここで問題です。この製品に加工されている穴の数は一体いくつでしょうか?答えはこの記事の最下部に記しておきます。

イノアック製カームフレックスで F-6という材料も加工しています。イノアックさんから見本帳をいただいたのが、この写真です。

イノアック カームフレックス カットサンプル

はめ込み式になっていますが、このF-2とF-6、見分けがつきません。並べて比較し、触り比べても判別できる自信がありません。このはめ込みを逆にしても誰もわからないかも、です。単独であれば品番指定は不可能に近いと思います。

材料の管理は重要であると再認識しました。

各種イノアック カームフレックス F-2 ウレタンフォーム(スポンジ)加工のことなら、ご相談ください。

正解は7個でした。すべて見つけることはできましたか?

【硬質塩ビ(PVC)をサンプル加工してみました】

材料:硬質塩ビ(PVC)

加工方法:裁断機

用途:サンプル

硬質塩ビ(PVC)の1tを細くカット加工できないか?との相談がありました。希望寸法は2W×20Lです。

「出来ますよ」の回答は加工可能の可否と考えるか、製品としてものになる(形状、品質他)レベルなのかでとらえ方は大きく違ってきます。

ほとんどの場合は自分も含めて、本人にとって都合の良い解釈をしてしまう傾向が高いと思います。裏を返せば、依頼相手先を信用、信頼しているからこそだと思います。

今回もそういう事例だと考え、想定している加工方法で加工を実施し、現物サンプルで判断していただくことにしました。

硬質塩ビ(PVC) 裁断機 サンプル

そば切りの要領でトントンと切っていくイメージです。結果として、端面上部はダレが生じました。極端に言えば、かまぼこを切ったスライス断面みたいな感じになりました。断面の写真はうまく撮れずで、あきらめました。

後日談

サンプル加工品を渡したのですが、その後進展なしでした。加工としては出来たものの、製品としてものになる(形状、品質他)レベルではなかった、そういうことなんだなと。

言葉で伝えることが難しい場合やトライアル必要な場合は出来る限り現物サンプルで確認、判断していただく。現物サンプルが良くも悪くも饒舌に語ってくれます。

硬質塩ビ(PVC)に限らず、各種サンプル加工が必要な場合はご相談ください。

【軟質塩ビシートをカット中に指摘を受けたこと】

材料:軟質塩ビ 2t

加工方法:手加工

用途:緩衝

ご安全に。

所用で製造現場の手切台で軟質塩ビシートをカッターでカットしていました。

軟質塩ビ手切り

長方形の各サイズを切り分けていました。

作業中に声がかかりました。

「カッターを使用するなら、これを使ってください。」

「製造現場のルールなので、お願いします。」

渡されたのは黄色の手袋。耐切創手袋というんですね。

耐切創手袋とカッター

刃物を使用して行う作業をする際に手を切ってしまう事故を防ぐために手を保護する手袋のことです。

ちょっとしたことですが、見過ごさずに指摘してくれたこと。

製造現場で作業をする以上、製造現場のルールを守ること。

製造部の課長が指摘してくれました。

感謝です。

以上、軟質塩ビシートをカット中に指摘を受けたことでした。

ちなみに手袋の数え方は左右ワンペアで「一双(いっそう)、二双(にそう)」と数えるんだそうです。

指摘を受けたこととは全く関係ありませんが。。。

CADデータを利用するウォータージェット加工やカッティングマシン加工、加工数が多ければトムソン型を利用する打抜き加工でご希望の形状に加工します。

各種軟質塩ビシート加工のことなら、ご相談ください。

【発泡ポリエチレンをウォータージェットで加工しました。 サンペルカ L-1400青】

材料:発泡ポリエチレン サンペルカ L-1400青

加工方法:ウォータージェット加工

用途:緩衝?

サンペルカは三和化工㈱の独立気泡ポリエチレンフォームです。

ポリエチレンを基材とした独立発泡体。気泡は極めて細かく、柔軟性・復元性に富んだソフトな感触です。各種プラスチックフォームのなかですぐれた緩衝性・断熱性・浮揚性・耐候性・耐薬品性があります。一般産業・土木建築・日用雑貨・医療福祉健康・IT家電・車輌自動車・海洋スポーツなど多目的に使えます。(三和化工カタログより)

発泡ポリエチレンL-1400青 緩衝 ウォータージェット 横から
発泡ポリエチレンL-1400青 緩衝 ウォータージェット 上から

厚み80tの素材に溝加工をしています。溝部分は5ミリ、何かしら製品を差し込んで使用するのでしょうか?

発泡ポリエチレンは発泡倍率、硬さや柔軟性によって様々なバリエーションがあります。三和化工㈱のL-1400シリーズはカラーバリエーションが豊富です。

白、灰、黒、赤、青、黄、緑などのご用意があります。材料の最大サイズは90t×1000×1000、60t×1000×2000になり、厚みは2tから1ミリ刻みでご用意があります。独立気泡で吸水性がなく、耐水性、耐薬品性に優れています。

ウォータージェットはCADデータを利用して、加工が可能です。

各種発泡ポリエチレン加工のことなら、ご相談ください。

【NBRゴム2tをトムソン型で加工しました】

材料:NBRゴム 硬度70度

加工方法:トムソン型打ち抜き加工

用途:シール

NBRゴムは耐油性に優れ、耐摩耗性も良好なゴムシートです。価格、加工性、性能のバランスが取れた代表的耐油性合成ゴムでシール材には欠かせません。

ブタジエンとアクリロニトリルの共重合体であり、アクリロニトリルの含量によってゴムの性能が決まります。ブタジエンが多いと耐寒性が向上し、アクリロニトリルが多いと耐熱性や耐油性が向上します。炊事用、作業用手袋等にも使われています。

NBRゴム残材

写真は製品ではなく、製品を抜いて残った加工後の材料です。

加工上、製品と製品との間はある程度のすき間が必要です。

この製品はロール材から切り出したゴムシート材料から、できるだけ取り数を多くするために千鳥(ちどり)加工をしています。「丸」と「丸」の間に「丸」を互い違いに配置しています。

ロット数がそんなに多くない場合は些少ですが、何万個も加工していくと如実に現れます。「塵も積もれば山となる」です。

この余った加工後の材料ですが、最終的に廃棄となります。溶かして再生材として新たな材料になればいいのですが、ゴムの製法上無理です。

そのままの姿で何か役に立つことがあればよいのですが。

NBRゴムに限らず、各種ゴム加工のことなら、ご相談ください。

【発泡ポリエチレンをウォータージェットで加工しました。 サンペルカ L-1400】

材料:発泡ポリエチレン サンペルカ L-1400

加工方法:ウォータージェット加工

用途:緩衝

サンペルカは三和化工㈱の独立気泡ポリエチレンフォームです。ポリエチレンを基材とした独立発泡体。気泡は極めて細かく、柔軟性・復元性に富んだソフトな感触です。各種プラスチックフォームのなかですぐれた緩衝性・断熱性・浮揚性・耐候性・耐薬品性があります。一般産業・土木建築・日用雑貨・医療福祉健康・IT家電・車輌自動車・海洋スポーツなど多目的に使えます。(三和化工カタログより)

発泡ポリエチレン L1400 35t

厚み40tの素材から35W×35Lに切り出しています。

発泡ポリエチレンは発泡倍率、硬さや柔軟性によって様々なバリエーションがあります。

発泡ポリエチレンは読んで字のごとく「発泡」させていますので、一般的に使用している呼び方とすれば「フォーム」とか「スポンジ」ということになるのでしょうか。

一般的に使用されている「スポンジ」のイメージですと、台所で使用されているスポンジが一番身近な物かもしれません。台所スポンジは水や泡を含み、比較的軟らかい(基準がどこかにもよりますが)イメージがあると思いますが、この発泡ポリエチレンは比較的しっかりした(こちらも基準がどこかにもよりますが)イメージです。

水泳に使用されるビート板を想像していただけると、台所スポンジとの差がイメージしやすいかと思います。

ウォータージェットはCADデータを利用して、加工が可能です。

各種発泡ポリエチレン加工のことなら、ご相談ください。

【CRゴム40tをウォータージェットで加工しました】

材料:CRゴム 硬度60度

加工方法:ウォータージェット加工

用途:緩衝

CRゴムは耐候性・耐オゾン性・耐熱性に優れ、耐油性も良好なゴムシートです。バランスのとれた、平均した性質をもっているので、合成ゴムの中ではもっともポピュラーで扱いやすい素材ではないでしょうか。

CRとは「クロロプレン ラバー」のアルファベット頭文字からの略称です。「ネオプレン」と呼ばれることもあります。「ネオプレン」は米国デュポン社の商品名ですが、CRゴムとネオプレンゴムをほとんど同義で使用されている方も多いと思います。

CRゴム 40t ウォータージェット

厚物加工は素材の上面(水の入り口)に比べて、下面(水の出口)の切断面が粗くなる傾向にあります。厚みが 40t あり、ゴムのソリッドですので、薄物加工時より、設定条件を変えて加工する必要があります。

ノズルの送り速度、ノズル径(切断幅)やポリマーの有無等です。材料の種類、硬さ、柔らかさ、厚み等、素材の要素に応じて、使い分けております。

日々勉強ですね。

ウォータージェットはCADデータを利用して、加工が可能です。

各種CRゴム加工のことなら、ご相談ください。