ノーメックス紙（絶縁紙）の加工

加工PROでは、デュポン帝人アドバンスドペーパー社製のノーメックス紙、絶縁紙を取扱っています。
当社工場では、お客様の仕様に合わせてトムソン型による打抜き加工、型の不要なプロッターカット加工、ウォータージェット加工を選択します。熟練した技術者による手作業の加工も承ります。
当社は、ノーメックスの取り扱いの他、様々な素材でパッキン、ガスケットをはじめ、各種工業製品を製作しております。材質や用途に関してお気軽にお問合せください。デュポン帝人アドバンスドペーパー社のノーメックスの加工はお任せください。

デュポン帝人アドバンスドペーパー社のノーメックスの加工はお任せください。

最適な設備で製品をご提供します。

打抜き加工

トムソン型による自動プレス裁断。パッキン・ガスケット等シート状の素材から製品を量産します。

ウォータージェット加工

ウォータージェット加工機で、シート材を中心に量産品、小ロット品を毎日加工しています。

カッティングプロッター加工

コルクやスリーシートなどの工業用シート材、その他家庭用や一般店舗用のビニールシートなどをカット加工しています。

ノーメックス紙（絶縁紙）の特徴

ノーメックス紙とは、デュポン帝人アドバンスドペーパー社が製造する絶縁紙です。(アラミドポリマーから作られた繊維及び紙に関連するデュポン社の登録商標です。)

熱や薬品に強い

ノーメックス紙はその特徴として次の耐性に優れています。
・耐熱性
・難燃性
・耐薬品性

耐熱性

200～220度の環境でも利用できる耐熱性があります。短時間であれば300℃以上の高温でも可能。
ただし、300℃以上で徐々に劣化し、370℃以上で炭化します。ノーメックスは溶融しません。

難燃性

ノーメックス紙は、耐熱性と共に難燃性を持ち合わせています。
火に直接ノーメックスをさらすと燃焼が起こり炭化しますが、自己消化性があるので、燃焼していたノーメックスも、火から遠ざかると自己消火します。

耐薬品性

ノーメックス紙は、とても安定した構造のポリマーなため、耐薬品性にも優れています。
多くの有機溶媒、酸、アルカリ、塩類に耐性があるので、薬品にさらされる工程や、溶液の中でもご利用いただけます。

ノーメックスの電気的特性と機械的強度

◆ 電気的特性
大型モーターやトランスの絶縁材料として使用されるノーメックスは、20年、30年と長期に渡って製品に組み込まれ、絶縁性能を要求されるケースもあります。ノーメックス紙は絶縁破壊電圧、誘電率、固有抵抗値等の電気的諸特性は広範囲の温度変化にもほぼ影響を受けません。

◆ 機械的強度
ノーメックス紙の強度は、過酷な力が加わる環境下でも引張強さを保持します。200度の高温でも、マイナス196℃の極低温下でも機械的特性は良好です。

ノーメックス紙（絶縁紙）の種類

ノーメックス紙は、その特徴と用途から４つのタイプの製品があります。

タイプ410（標準タイプ）

ノーメックス紙の中で最もバランスのとれた絶縁紙です。あらゆる電気絶縁用途にご利用いただけます。一般的な絶縁紙をお求めの場合、こちらのタイプ410を採用ください。

タイプ411

410に比較して高密度化されていないため柔軟性と表面吸収性があります。

タイプ414

タイプ410に近い絶縁紙ですが、しなやかさがあります。

タイプ418

ノーメックス紙とマイカ（雲母）を混抄し、高圧の電気機器への応用を目的として開発された絶縁紙です。

ノーメックス紙[標準規格]

タイプ410（標準タイプ）

タイプ411

タイプ414

タイプ418

ノーメックス紙に関する加工方法、納期、価格などについては、営業担当者が対応いたします。価格については、加工方法等を最適なものを選択して決定しますが、数量や納期（特急対応）によって異なりますのでお気軽にお問合せください。
ノーメックス紙、絶縁紙以外の素材や材質に関しても取扱い、各種加工を行なっております。