突然ですが、シリコンとシリコーンの違いはご存知でしょうか?
柳瀬製作所のホームページである「加工PRO」のアクセス数を増やすためにぼちぼち頑張っております。「加工PRO」のアクセス数を増やすために、ページ数を増やしていこうとしています。「加工PRO」のページ数を増やそうと、シリコンスポンジのページを増やそうとしています。そして出てきたのがこの疑問、シリコンとシリコーンの違いについて。いろいろ調べてみました。
シリコンは金属です。
何を馬鹿なことを・・・と思われた方もたくさんいることでしょう。ただ、みなさんが一般的に使用されている言葉としてはシリコーンの意だと思います。シリコンとシリコーンの原料は二酸化ケイ素(SiO₂)であり、スタートは同じです。
シリコン (Silicon)
シリコンは、ケイ素のことです。岩石や土壌の主成分として自然界に存在し、地球上で酸素に次いで多く存在します。通常、酸素との化合物、二酸化ケイ素(シリカ)の形で存在します。シリカは砂の主成分で、石英(水晶)はシリカでできています。ケイ素はケイ素樹脂の原料となっています。半導体材料に使われるシリコンは、原料の珪石を還元、精留させて、ケイ素の純度を高めたもので、暗灰色をした金属です。
シリコーン(Silicone)
シリコーンは、ケイ素樹脂のことです。ケイ素を含む有機化合物の総称で、天然には存在しません。シリコーンは、油状、ゴム状、樹脂状などの物理的形状のものがあり、潤滑油、接着剤、シーラント、コーティング材などさまざまな用途に使われています。シリコーンは、混合物あるいは単体の形で製品として利用されています。シリコーンやその混合物はそれぞれ独自の特質や用途、メリットを持っています。
(シリコーン工業会ホームページより抜粋)
シリコンは、半導体の基板やシリコン系太陽電池パネルなどに使われています。シリコーンはシャンプーや目地材といった身近なところに使われています。
長々となってしまいましたが、結論としてはシリコンスポンジという表記は間違いで、正式にはシリコーンスポンジが正解ということがわかりました。シリコーンゴムもそうですね。でも、ブログ上の材料表記はどうしたものか。。。半導体系のお仕事をされている方にとっては愚問でしょうが。
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