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【ゴムの種類と見分け方について調べてみました】

2026.3.17

 

ご安全に。

一口に「ゴム」と言っても、実はさまざまな種類があります。

 

 

この仕事に携わる前は、ゴム材質に種類があることすら知らず、特に意識することはありませんでした。過去のイメージとしてのゴムは「黒くて柔軟で、押した後に元の形に戻るもの」といった認識だったと思います。この表現自体は間違いではありませんが、正解でもなく、ゴム特性のごく一部を表しているに過ぎません。実際のゴム材料には、材質ごとの特性があり、さらに硬度や厚みなどのバリエーションが設定されています。

 

現物からゴムの種類を見分けることはできる?

 

では、数多くあるゴム材料の中から、現物だけを見てゴムの種類を判断する方法はあるのでしょうか。

結論から言うと、完全な特定は難しいですが、目安となる方法はあります。

その一つが「燃焼試験」です。

 

<燃焼試験によるNBRとCRの見分け方>

 

例えば、NBR(ニトリルゴム)とCR(クロロプレンゴム)かどちらかわからない場合、燃焼させたときの状態が参考になります。

 

 炎を当てたときに よく燃える方がNBR

 燃えにくい方が CR

また、

 炎を離しても燃え続ける → NBR

 炎を離すと自然に火が消える → CR

 

といった違いがあります。

 

もちろん、配合や劣化状態によって差は出ますが、あくまで判断の目安としては有効です。

 

十川ゴム様の資料が非常に分かりやすかったので、参考リンクとしてご紹介しておきます。

https://www.togawa.co.jp/products/knowledge/materials/gomuzaishitukannbetu.html

 

 

使用後ガスケットから素材を特定する難しさ

 

使用後のガスケットを前にして、「この素材と同じもので〇枚製作してほしい」と依頼されることがあります。ジョイントシートガスケットの場合、メーカーの品番ラベルが確認できれば、色や製品番号から素材を特定できることもあります。

しかしゴムの場合、使用前であっても黒色のゴムが大半であるため外観だけでの判別は非常に困難です。乳白色のシリコーンゴムや、色味が明らかに異なるウレタンゴムであれば、ある程度の推測は可能ですが、使用後のガスケットでは劣化や汚れもあり、さらに難易度が上がります。

 

そのため、基本的には使用条件(流体・温度・圧力など)を基に素材選定をお願いしています。

 

<マクセルクレハ様のゴムシートと色別管理>

 

【加工PRO】柳瀬製作所では、マクセルクレハ様のゴムシートを多く使用しています。

マクセルクレハ様では、製品包装の外側に品名ラベルを貼付し、ロール状(巻物)の材料には材質ごとに色別テープを施しています。

 

 

 

ゴム材料の管理と5Sの重要性

 

材料段取りの際、定尺シートから加工する場合は必ずメーカーラベルを確認します。使用後に残った材料は、巻物状態のまま保管・管理しています。加工後に出る中材や半端寸法の残材についても、品番を明確に表示し、誰が見ても分かる状態で保管することが重要です。混在を防ぐためにも、確実な管理が欠かせません。整理整頓が大切ですね。ここでも5S活動が活きてきます。

 

フッ素ゴム(FKM)が金色、シリコーン(Q)が銀色表示になっています。

「高価ですよ」という表示なのでしょうか。

そう考えると、なんとなく納得してしまいます。

 

「天然ゴムが一番ええもんやろ?」

「天然」と聞くと、一番良さそうなイメージを持ちがちですが、実際には用途によって適したゴム材料は異なります。天然モノだから良い、というわけでもなく、合成ゴムだからこそ性能を発揮する場面も多々あります。

 

CADデータを用いたウォータージェット加工や、トムソン型による打抜き加工など、ご希望の形状に加工します。各種ゴム加工のことなら、ご相談ください。

 

 

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