
材料:6ナイロン(PA6) 1t
加工方法:トムソン型打ち抜き加工
用途:ワッシャー

「薄肉の樹脂ワッシャーを、ある程度まとまった数量で加工をお願いしたい」
そのようなご相談から、6ナイロン(PA6)1tでリングワッシャーを1,000枚ロットで製作しました。

試作レベルではなく、実際の使用を前提とした案件で、数量・品質・コストのバランスを重視し、トムソン型による打ち抜き加工を採用しました。
6ナイロン(PA6)は材料特性である軽量性、摺動性、耐摩耗性を活かし、金属ワッシャーの代替や絶縁・緩衝用途として幅広く使用されています。
■6ナイロン(PA6)の材料特長
6ナイロンは工業用樹脂の中でも汎用性が高く、以下のような特長を備えています。
・高い機械的強度と耐摩耗性
・適度な柔軟性による耐衝撃性
・自己潤滑性による摺動特性
・金属に比べ軽量
・優れた電気絶縁性
今回のような「薄肉 × 1,000枚×打ち抜き」という条件では、6ナイロンは強度と柔軟性のバランスが良好で、6ナイロンは現実的で扱いやすい選択肢です。

抜き方向、刃の入り側です。

抜き方向、刃の出る側です。

並べて比較すると違いがわかりやすくなります。
トムソン型による打ち抜き加工では抜き加工の性格上、抜き方向の出口側にカエリが発生します。

今回は6ナイロン(PA6) 1t使用し、トムソン抜き加工を行いましたが、樹脂製リングワッシャーの素材は、使用環境(温度・荷重・摩耗・薬品等)や用途によって提案内容が変わってきます。
とにかく強度が必要な場合:ポリアセタール(POM / ジュラコン)
→高い剛性と寸法安定性を備えています。
耐薬品性が最優先の場合:PTFE(テフロン)
→多くの薬品に対して優れた耐性を発揮します。
高温対応が必要な場合:PEEK
→高温下でも優れた性能を維持しますが、比較的高価な材料です。
絶縁性を重視する場合:ナイロン(PA)
→吸水による寸法変化に注意が必要です。
コスト重視で一般用途:PVC(硬質塩ビ)、ABS
→比較的安価です。
今回は、6ナイロン(PA6)1tをトムソン型で打ち抜き加工したリングワッシャー製作事例を
ご紹介しました。
加工PRO/柳瀬製作所では試作から量産まで対応可能です。
6ナイロン(PA6)や薄物樹脂の加工のことなら、ご相談ください。

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