材料:CR
加工方法:ウォータージェット加工
用途:緩衝
CRは耐候性・耐オゾン性・耐熱性に優れ、耐油性も良好なゴムシートです。
バランスのとれた、平均した性質をもっているので、合成ゴムの中ではもっともポピュラーで扱いやすい素材だと思います。
このゴムシートはマクセルクレハ㈱製のCB260NEという品番です。
この品番の「60」という数字はゴムの硬さを表しています。
CRの硬さもいくつか種類があり、汎用は60度から65度、軟質は45度、硬質は90度です。
「硬い」とか「柔らかい、軟らかい」という表現は人によって感じ方が違います。
そして、表現も違いがあります。
また、同じ対象物であっても、何を基準にするかで表現が変わってきます。
ここで登場するのがデュロメーター(ゴム・プラスチック硬度計)です。
押針や球などをゴム対象物に押し付け、その時に示す抵抗値を数値化したものです。
デュロメーター(ゴム・プラスチック硬度計)を用いて、その数値を測定します。
真上から一定速度で垂直に押し付けて、数値を読み取るので、操作としては簡単です。
デュロメーターには測定対象の硬さに応じていくつか種類があります。
タイプにより異なる押針形状、スプリング荷重が規格で定められています。
ですので、タイプが異なるデュロメーターの測定値を比較しても意味がありません。
ということは、測定値を表示する場合はデュロメーターのタイプも表示する必要があります。
前述のCRゴム硬さ種類の表現は、汎用は60~65(タイプA)、軟質は45(タイプA)、硬質は90(タイプA)とする必要がありますね。
今回はCRゴムの加工からはじまり、ゴムの硬さや測定まで話が派生してしまいました。
各種CR加工のことなら、ご相談ください。
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